筑波春の8耐 クラス別8位入賞
2019.05.03 Friday
5月3日(金)
本日はつくば8時間耐久レース。
3時起床で、子供たちと3人で出発する。
つくば前のコンビニで加瀬塾メンバーと合流する。
今日のメンバーはK田さん、MMDさん、ケンタロウさん、Y島さん、パルキーさん、自分の6名。
昨年の春が実質4人だったので、それと比較すると6人で交代できるのは楽だ。
スターターはY島さん→MMDさん→自分の順で。
合計で15回ライダー交代をしなければいけないので、出走回数は2〜3回(自分は3回)となる。
無線でピットと交信しつつ、レースの状況を把握しながら走れるのが昨年(春)と大きく異なる点。
交代回数が義務付けられているサーキットレースなので、前後にどのくらいの速さの集団があるのか、他の強豪チームがピットインしそうなのかなど、本当に情報戦だと感じた。
どんなに実力があっても、この情報無しには全く戦えないだろう。
自分はまだ2回目(12耐だったころと併せると3回目?)だけど、このレースの熟練者であるK田さん、ケンタロウさん、MMDさんにおんぶにだっこで、そこそこうまく渡り合うことができたと思う。
自分の出番の部分としてはおおよそ30〜40分で平均250W程度。
この点はほぼ昨年並み。
しかし、そこそこペースの集団では先頭交代がうまく回らず、歯がゆい場面も多かった。
耐久レースではよくあることではあるんだけど。。。
最終走者はMMDさんが務め、無事フィニッシュ。
総合11位、クラス別8位入賞でした!
レース中子供たちは、ほぼケンタロウさん、MMDさんの奥さんと、お兄さんお姉さんのお子さん達が見ていてくれていた。
本当にありがとうございました!
仲間と交代で走るレースも、一体感があって楽しい!
レース後は、つくば駅で嫁さんと合流。
明日は筑波山登山の予定なので、今日はつくば泊。
晩御飯を食べに外出したら、23時くらいになり、長女がめずらしく寝落ちしそうになっていた。
3時起きで23時まで・・・は子供にはキツいかな(笑)
お疲れさまでした〜。
富士チャレンジ100 豪雨のため途中で中止
2018.09.08 Saturday
9月8日(土)
今日は11年ぶりとなる富士チャレンジの日。
これまでは200kmに出ていたが、今年は100km。
月間1000km未満の走行距離で、200kmのレースに耐えら
【レースまで】
4時半にケンタロウさん宅前で、K田さんにピックアップしてもら
東京は晴れていたけれど、富士山が近づいてくるとともに雨雲が。。。
到着前から断続的に激しい雨が降り、このまま開催
会場に到着し、受付を済ませて、ピット内で準備。
このあたりは順調だけど、雨脚は強くなるばかりで、試走に行く気
家族で来ていたK長さん合流後、再び試走の時間となり、皆で走り
まぁここまで降れば気持ちいいし、覚悟を決めるしかない。
逆に雨の日のメリットとしては、コーナーのスピードが下がるので、休める時間が増えること、そして技術的に不安な参加者は早々に集団から離脱するであろうこと。
度胸だけあるタイプの参加者が最も怖い(笑)
10時15分スタートに向け、整列する。
寒い。。。
ガタガタ震えながら、主催者の挨拶を聞く。
ほとんどの人は「早くスタートしてくれ〜」って思っていただろうな。
こういう中でもオキナワチャンピオンのRX氏はウィンドブレーカーを着込んでいる。
確かにスタート時の寒さは防げるけれど、レース中に脱げることが前提なので、多くの参加者にとっては難しい方法だなぁ。
うまく脱げなくて落車したら、笑い者だ。
【レース中】
スタートして1周目はローリング。
K長さんの情報のおかげで前の方に並ぶことができたので、先頭を視界に捉えながら進む。
それにしてもブレーキが効かない。
まもなく慣れてくるだろうけれど、体が冷えて固まっていることもあって、かなりぎこちない。
どの参加者も同じ条件だから、皆そう思っているだろう。
とすると落車回避のためには・・・?
ということで、最終コーナー手前でコースの空いている場所を利用して、最前列までポジションを上げる。
招待のレジェンドライダーの藤野さんの前まで。
先頭から数番くらいで2周目に入り、ここからレース開始。
予定通り。
レースの展開としてはしばらくは「至って平和」。
招待のレジェンドライダーである、三船雅彦さんと西谷泰治さんの後ろはめちゃくちゃ走りやすい。
雨の日なのでより印象的だったのかもしれないけれど、こういう点が元プロの走り方なのかぁ・・・と感嘆した次第。
平和なうちに脚を削らないように、なおかつリスク回避のため、前の方のポジション取りを心がける。
いつしかの富士スピードウェイのレースのような招待選手がいないことが大きな要因だろう。
ここにJPTを走る招待選手がいて、実力を発揮するレベルで走ったなら、あっという間に集団は縮小するはず。
K長さんと時折会話をする。
ここ最近走りこんでいたので、まだ余裕らしい。
雨は断続的に息苦しいくらいの土砂降りになり、後ろで落車祭りだったとは聞いた。
自分も多少は先頭交代に加わりながら走っていたが、1時間前くらいで少し飛び出す形になってしまい、追いついてきた集団の先頭のピンクのジャージの方が、「このまま行こう!このメンバーで行こう!」と声をかけてくる。
ペースはかなり強烈で、人数によってはこのまま逃げ切りもありうるかと思ったので、全力で飛びつく。
メンバーは200kmと100kmのメンバーが入り混じった10数名。
オキナワチャンプのRXさんもいる。
これはこのまま行けるか?
と思ったのだけど、周回遅れの集団をパスするためにコースが混雑して、この逃げは不発に終わった。
ここからは集団が混沌とする。
周回遅れの集団と、先頭集団が混じってしまってペースは正直とても遅い。
周回遅れの集団の先頭は、弱虫ペダルの選手が、設定時間での完走にむけたペースコントロールをしている様子だ。
自分にとって問題は、この混沌とした状況の中で先頭で「100kmソロ」の選手が抜け出してしまうこと。
集団先頭まで上がって、様子を見る。
すると、100kmのゼッケンの2人がいいペースでローテしながら抜け出していくのが見えたので、ここもダッシュして追う。
彼らに追いついて3名になる。
「この先に逃げ集団はいますか?」
と質問する。
「ごめん、分からない」
との回答。
しばらく3名でまわして、状況を把握するか・・・。
と思っていたところ、急遽11時45分で終了します、との大会アナウンスが。
順位もつかないらしい。
そんなわけで、後は流して時間を迎える。
後で聞いた話では、富士スピードウェイには降水量規定があり、規定の降水量に達した場合には、イベント中止になるとのこと。
【レース後】
ピットに戻るまでの1周は、レジェンドライダーの阿部良之さんと話しながら一緒に走った。
レジェンド中のレジェンドで、日本人で唯一ジャパンカップを制した選手。
そして世界のオールスターチームのマペイ所属だった。
レース終了後に唐見選手と話をした。
彼女もまた五輪選手。
広島に居たころに、唐見選手と一緒に走って練習しただなんて、すごく光栄なことだ。
「今でもokky君が自転車やってて嬉しいよ!」
という言葉の裏には、知り合いの中でもう辞めた人も多いんだろうな、と。
こういう出会いが得られることも、イベントに参加する意義としてはあるんだろうなぁ。
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レース後は早々に撤収。
12時までに終わったので、13時会場発で、夕方には自宅着。
その後は長女のメガネを探すため、二子玉川へ。
メガネはしないで越したことはないと思っているのだけど。
やいた八方ヶ原ヒルクライム 男子Bクラス 6位
2018.08.19 Sunday
8月19日(日)
那須旅行3日目。
そして今日は「やいた八方ヶ原ヒルクライム」の日。
6時半には宿を出発するので、朝食は無し。
毎年参加したいと思いつつも、なかなか予定が合わずにいた。
コースプロフィールとしては平均的で、距離の13km少々と平均的。
キングオブヒルクライム富士山のような突出した距離(標高差)や、アザミラインのような勾配があるわけではない。
13kmのコースのうち、ラスト3km付近に「山の駅たかはら」という場所があって、家族はここで応援してくれることとなった。
応援場所までは観戦用のバスもあり、このあたりは運営の良さがある。
この他に「アスリートクラス」があり、年代を問わず脚力に自信がある選手が参加できる。
逆に甘利山ヒルクライムのように総合上級クラスがないと、総合上級選手も各年代クラスになだれこんで来るので、特に30代のような総合上位陣を輩出しやすいクラスの「我々中級レベル」にとっては不利になる。
前回の「甘利山ヒルクライム」は少し特殊で、スタート時間は各々、そして「ネットタイム」で順位を決定するという方式だった。
つまり、ほぼ「個人TT」でのタイム順という方式。
懸念点としては、早くゴールしたからといって、着順が上とは限らない点。
まぁ最初から勾配はキツいヒルクライムなので、大して速度が出ないことを前提だったので、これはこれで良かったと思う。
つまり、よーいどんでスタートして、着順に判定するものだ。
ゴール前で誰かと競っていて、その選手より前でゴールすればリザルトも前ということなので、とても分かりやすい。
問題点は、スタートの時に前に並べるかどうかによって、競争条件に差が出ること。
そんなわけで「できるだけ前の方に並ぼう」と思っていたのだけど、選手たちが並び始めるタイミングがうまく掴めず、並びは中ほど。
30代クラスだけで200人近く、その中で100番くらいに並ぶ。
そしてスタート。
最初の1km少々はかなりの緩斜面のため、誰でも付いてこられるはず。
自分としては、脚を使わずに前方にポジションを上げるための区間として位置づける。
急勾配にかかってくると、呼吸は上がるが気持ちは落ち着く。
後ろを振り返る余裕は無いけれど、たぶん人数はどんどん減っているだろうな、と。
自分の前からもぽつぽつ選手が下がっていく。
これを過ぎると、自分の前には4名しかいない。
誰もいない(汗)
ここで無理してついていくと、ダメになる。
この時点で15分、残りの30分を考えると、ここで離脱をしないとダメだと思い、先頭集団から離れる。
4人を見送って、一人単独になる。
う〜ん、5番手かぁ。。。
しかし、心拍もおそらく180は上回っており、このまま最後まで維持できるとは思えないけれど。。。
出来る限りやるしかない。
このやいたヒルクライムは、緩斜面と急斜面を繰り返すコースプロフィールだ。
できるだけパワーを一定にしたいと思うけれど、これだけ心拍が上がりきってしまうと、緩斜面で心拍を下げたいという気持ちが働き、パワーが落ちる。
ラスト3km付近の「山の駅たかはら」へ。
ここでは家族が応援してくれているので、下手な走りはできない。
勾配が緩んで30km/hくらい出ていたので、一瞬で通過。
うーん、ついていけない。
すると7位か?
追いついてきた2名は自分を抜いたところで、分解され、1名+1名に。
後ろの1名はなんとか捉えたいと思い、フックをかけて必死で粘る。
追われる側は全力のはずなので、精神的にキツいだろう。
今の距離感(20〜30m)を維持しながら何とかついていく。
どうにかこうにかついていくレベルだけど、追いつききらないのも大切で、20mくらい間を空けて走る。
ここで追いついてしまうと、彼が緩めてしまうだろうから。
で、ラスト500mを切ってから、間を詰め始める。
そしてラスト200mで追いつく。
ヒルクライムの最後のスプリントはほとんど負けたことが無いので、あまり不安はない。
実際には600〜700Wくらいしか出ていないんだけど。
残り100mで下ハンでダッシュすると、すぐに離れたので、腰を下ろしてゴール。
喉の奥から血の味がする。
◆やいた八方ヶ原ヒルクライム 男子B(30代) 44分33秒 268W 6位
頂上でリアルゴールドをもらって、10分ほど休憩して、まずは家族のいる「山の駅 たかはら」まで下る。
頂上にはあまりスペースはないので、「山の駅 たかはら」で下山を待つとのこと。
「ごめーん、6位だった」
と報告しつつ、家族と合流。
トップとは1分54秒差。
下山はほぼ最終便となる。
小学生と思われるライダーも混じっているので、「できるだけゆっくり、安全に」を意識する。
閉会式にはちゃんと出席してから退散。
表彰は3位までなので、関係ないんだけど、大会自体はとてもよく運営されていて、段取りも良かったと思う。
今日の観光もなんとなくイメージはしていたんだけど、その後お昼ごはんを食べたら14時を過ぎてしまって、どこかに立ち寄る時間でもなくなってしまったので、そのまま帰京。
充実した3日間だったなぁ。
戦国ヒルクライムin韮崎・甘利山
2018.07.22 Sunday
7月22日(日)
今日は「戦国ヒルクライムin韮崎・甘利山」にK長さんと2人で参加する。
朝4時過ぎにK長さんに車でピックアップしてもらい、甲府盆地の西側にある甘利山を目指す。
少し道に迷ったりもしたけれど、無事に受付時間中に会場へ到着。
この大会は「エキスパートクラス」みたいなカテゴリーがないので、強豪ヒルクライマーも各年代別クラスでエントリーすることになる。
このため、30代クラスで上位を目指すことはイコール総合上位を目指すことでもあり、自分にとってはかなり厳しい。
そんなわけで気負わずマイペースで頑張ろうと思ってスタートする。
このヒルクライムは少し特殊で、スタートから5kmほどはパレードランとなり、この間は交通規制もないので信号をまもって走ってください、とのこと。
そして本スタートからは(当然だけど)ネットタイムで計測するとのことなので、誰かと競うレースというよりは個人タイムトライアルみたいな要素が強い。
実際に5kmのパレードランの最後の1kmくらい?は普通に勾配のキツい上りで、スタート前に息が上がって汗だくになるほど。
そのためスタート地点の直前に水分の補給所があり、ここで一旦ストップして水浴びをする。
全く止まらずにそのままスタートを切る選手もいるようだけど、ここは止まった方が有利なんじゃないかなぁ。
さて、そんなこんなで自分も本スタート。
最初から急勾配だし、スタートのタイミングは皆バラバラなので、何も周囲の動きを気にすることなく、ひたすら自分のFTPレベルで耐えるのみ。
まぁ苦しいといえば苦しいけれど、レースならではのストレスが全くない、簡単なお仕事。
キツいとうわさの勾配も、ほとんど一定的に急勾配が続くので、特に問題はない。
富士のアザミラインみたいに、蛇行しそうなほどの急勾配ではないので、ケイデンスを保って走ることができた。
◆甘利山ヒルクライム 52分14秒 265W 総合38位(年代別16位)
データを見ても、極めて一定。
ヤビツのTTをした時の方がもっと緩急があったような・・・。
ライバルと並走していれば、もう少しはタイムを縮められるかな?
リザルトは総合38位(年代別で16位)とやはり平凡な。。。
しかし昨年のキングオブヒルクライム富士山の時よりは、ゴト吉さんとのタイム差が小さくまとめられたので、進歩しているのではないかと感じた。
さて、表彰式は全く関係ないので、中央道が混む前に帰りましょ、とそそくさと着替えて撤収していたら、どこかで自分を呼ぶ声が。
なんと、「総合38位」に飛び賞が設定されており、表彰されるとのこと。
大したリザルトではないので、なんだかちょっと恥ずかしいけれど、賞品として「水」1ケースとうどんを貰うことができ、思わぬ収穫となった。
帰りは中央道で少し渋滞があったものの、15時過ぎくらいには帰宅することができた。
やはり前泊が不要な大会はサクッと参加することができるので、助かるなぁ。
K長さんには往復とも運転していただいて、とてもお世話になりました。
2018筑波春の8耐
2018.05.03 Thursday
5月3日(木・祝)
今日は8時間耐久レース@筑波サーキット。
思い出してみれば、筑波サーキットは13年前の夏の耐久レース以来だ。
今回はK瀬塾のメンバーと一緒に5人チームでエントリー。
(結果的に、事情により1名キャンセルとなり、4人で走ることとなった)
メンバーは、K田さん、W辺さん(ケンタロウさん)、M田さん。
AM3時半にK田さんに車でピックアップしてもらい、現地へ向かう。
車で走っている間は激しい雨。
大丈夫かなぁ〜と不安になりながらも、夜明けとともに少し空模様も回復してきた。
8時間耐久のスタート前、自由参加ではあるが、コース1周のタイムトライアルを行い上位10位までに入ると、スタート位置が前方になるのだという。
これは利用しない手はない、ということで自分が出走することになった。
5秒間隔でスタートなので、すぐ前方にいい目標を捉えながら走る。
雨は上がったが、路面はウェットなので、コーナーは慎重に。
ここで落車して本番レースDNSだけは絶対回避したいところ。
1周約2kmなのであっという間だが、最終コーナーでディスクホイールの前走者を一人抜いてゴール。
◆個人TT 1周(2,045m) 2分53秒 373W
結果は7位。
というわけで、前方スタートゲット。
9時からの本レースのスターターはK田さん。
昨年は落車に巻き込まれほとんど走れなかったとのことで、リベンジをしていただく。
スタート後は先頭が大集団になるのだけど、無事ここに潜り込めた様子。
順調に先頭集団で周回を重ねる。
さて、第2走者は自分。
コースインすると、残念なことにいいペースの集団は見当たらず。
少し前に見える集団(先頭集団との間の中切れ集団?)を追おうと、一緒にピットアウトしたライダーに声をかけるが、すぐにいなくなってしまう。
単独では厳しく、徐々に離れていくが、そのうち誰かペースの近いライダーと合流できると信じて、めげずにミドルくらいで踏み続ける。
すると、2〜3周ほどしたところで、2名と合流でき、ここから3人でのローテが始まる。
結構いいペースで3人で順調に回っていき、自分にとっても「生かさず殺さず」くらいのなかなかいいペース。
数周3人で頑張ったが、高速先頭集団がもう1ラップして追いついてきた。
そんなわけで、「お疲れさまでした〜」なんてお互いに声かけあいながら、この集団に乗車。
さすが大人数だと速いなぁ〜・・・と思いながら集団先頭を見ると、先導のバイク(モーターバイク)が近すぎ、実質的に先頭を引いてしまっている状態になっていることもあった。
そりゃ速いわけだ。。。
このまま集団に乗っていけば、2〜3時間なら走っていられそうだけど、8時間の中で「15回以上のライダーチェンジをすること」がルールなので、4人で走っていれば、一人4回ずつに分けないといけない。
なので、40分ちょっと走ってピットへ。
◆出走1回目 47分07秒 254W
ここからはケンタロウさん、M田さんの順に。
ケンタロウさんも体にトラブルを抱えながら、良いペースの集団で走っていた。
ペースとしては全体的に順調ではないだろうか。
そしてM田さんへ。
このあたりでは徐々にピットアウトした時に、どの集団に乗れそうかを予めチェックしておくようになってくる。
後ろから追いついてくる速そうな集団とのタイム差を計りながら、ピットロスを加算して、ちょうどいいタイミングでピットインを指示したり。
当然、上位チームはほぼ全員無線機を携帯しているのだが、こちらはハンドサインや大声で対応(笑)
M田さんは、ピットアウトと同時に、最も速い集団に乗ることができた。
そして2巡目へ。
自分の出走時の展開パターンは2巡目以降もあまり変わらず、最初はあまりペースが合う人がいない→数名でローテ開始→集団になる(もしくは飲み込まれる)という感じ。
たいていは2〜3人で回している時が最も負荷が高く、集団がデカくなるとかなり楽になる。
とはいえ落車は回避したいので、集団が大きくなっても比較的安全な前方をキープして、ローテに加わる。
◆出走2回目 44分10秒 248W
◆出走3回目 25分20秒 247W
そして4巡目は、チーム内の順番を少し入れ替えて、自分が最終走者をつとめる。
最後は30分前にピットクローズになるので、その前に・・・とは思っていたが、速い集団に乗れそうなタイミングとの関係で、少し早めにチェンジして最後まで頑張ることに。
ピットアウトするとちょうど集団が通り過ぎてしまい、一緒にピットアウトした外国人さんと懸命に追う。
この人が脚のある人で助かったのだが、1周で追いつくことができた。
しかし集団の後ろに取り付いて安心したのもつかの間で、集団後方のライダーたちが次々切れていく。
集団のペースが一定せず、結構スピードの緩急があるんだが、なぜかと思ったら、どうも最終のライダーチェンジに向けて、先頭でアタックが繰り返されている様子。
そういうことか。
後ろにいると危ないので、できるだけ前方をキープ。
そしてこれからピットインするライダーを無理に追わず、一定ペースでローテに加わる。
ピットクローズを過ぎると、集団の状況は安定してきた。
自分の集団はおそらくコース内で最も速い集団だったので、淘汰の末、比較的安定して走れるメンバーだけが残っていて、これまでの状態よりも安心して走ることができた。
集団の最後尾で鼻歌交じり。
しかし、ゴールまで残り10分くらいで、数十名の大集団を飲み込むこととなり、ここから一気にカオスに。
ハスって落車しそうになる人もいるし、自分も2度縁石を走ることになるくらい不安定になってきた。
あーここまできて落車は勘弁・・・と思い、一気にポジションを前に上げる。
ラスト1周まで前方キープを心がけたが、当然ゴールスプリントで競り合うつもりはないので、最後の裏ストレートで安全にポジションを下げつつフィニッシュ。
ふぅ、無事で良かった。
◆出走4回目 50分50秒 240W
結果は、男子のチームで13位?、クラス順位は6位?だったようだ。
とりあえずクラス6位以内が目標だったので、何とか達成できた。
しかしそれ以上に、みんなで力を合わせて走るレースイベントに久しぶりに参加して、これもなかなか面白いなと感じた。
フィニッシュの感動を仲間で分かち合えるのは、チーム戦ならではだ。
とても楽しかった。
帰りは皆でファミレスでレースの振り返り。
もちろん、良かった点、改善点・・・というまじめな反省会ではない。
しかしチームの絆を深めるための大切な会(笑)
早朝から夜まで、ありがとうございました!
キングオブヒルクライム富士山 U35クラス 5位
2017.09.24 Sunday
本日はキングオブヒルクライム富士山。
結果的にではあるけれど、骨折してしまったので、
AM1時起床。
前日にまとめておいた荷物と、
近くのコンビニで、八木監督とナベさんと合流する。
今回の遠征は、八木監督の自家用車に同乗させていただく形。
いや〜、ありがたいです。
しかもなんと八木監督はレースには出ず、
レース中は駐車場で待機し、行き帰りの運転も全て八木監督。。。
下山用の荷物を預けた後も、
「上着を着てスタート並べば?直前で俺が回収するから。」
との神言葉。
本当にありがとうございます!!
もう有難すぎて言葉が無いです・・・。
駐車場で準備しているときに、
事前に郵送で届いていたんだけど、持ってき忘れた!?
事務局に相談しにいったら、「走っていただくことはできますが、
しょうがない。。。
自業自得だしな・・・と思いながら大会本部から車へ向かってトボトボ歩いていたら、ナベさんから。
「ありましたよぉ〜!!」
と。
どうも、同乗者のナベさんの荷物と、
失礼しました!
いや〜、助かった!
これで意外と心拍数が上がって、いいアップになった!?
準備中にナベさんの同級生(チームとらトラ)のMさんとTさんと合流した。
スタート時間は皆一緒なので、この点は仲間ができて楽しい。
いざ、駐車場からリアルスタートの標高600mまでは、
主催者が用意してくれたポンチョを着て下る。
駐車場で準備をしていた頃は結構激しく雨が降ったりしていたが、
時折高回転で脚を回しながら、冷えすぎないように下る。
他の選手が黙々とアップに専念したりする一方、昨年同様、
ほとんど談笑しながら下っていた。
で、さくらの園あたり(標高600m付近)からスタート。
標高差1800m(ゴール地点は2400m)
距離26.5km
長いなぁ。
スタート地点で整列。
横にはアクアタマの後藤選手(ゴトキチさん)
あれ?今回は年代別?・・・・当然優勝最有力候補だけど。。。
幸い後藤選手とはU40と、U35で別クラスだけど、
で、7時06分、スタート。
標高600mではまだ暖かい。
昨年よりもスタート直後のペースは遅め。
昨年同様のペースなら、
しばらくは後藤選手の斜め後ろくらいで推移。
しかし、ずっとこのまま行けるわけではないので、
んで最初の九十九折が終わる少し前あたり?で先頭集団から離脱。
この時点で、先頭にいて見送ったU35の選手は居たのか不明。
確認できた限りではU40の選手が多かったと思う。
中にはベスト?上着?着ていて、ゼッケン見えない選手もいた。
それからしばらくは5名のパックで。
・日本放送協会(NHK)ジャージの選手
・SBCジャージの選手(結果的にU35クラスで優勝した選手)
・Team Ukyoのジャージの選手
・YOU CANの選手
主にNHKが先頭を引っ張り、SBCの選手がついていく。
YOU CANが間に入って、ukyoと私はやや離れ気味。
ただしukyoの選手は余裕がありそう。
ロードレース系の選手なのか、体格もヒルクライマーではないし、
あと、カテゴリーとしてはNHKとYOU CANは別クラスで、SBCとukyoは同クラス。
このヒルクライムは1時間半以上あるので、
最初の30分はどんなに抑え気味のつもりでも、
去年ほどではないけれど、今年も攣りとの闘い。
勾配がキツくなると右脚が攣りそうになるので、
序盤は心拍も上がったが、
NHKとSBCは先に行ってしまって、その後ろにYOU CAN、ukyo、自分。
その後、ukyoの選手は後方に離れてしまい、自分もYOU CANについていけなくなって、しばらく一人旅。
これはこれでマイペースを維持できるのでいい。
高鉢の補給地点でペットボトルで水分補給。
そうそう、今日はボトルレスだ。
そうこうするうち、タレてきたYOU CANをパス。
逆に上がってきたukyoにパスされる。
ukyoの選手は最初から早めに下がった反面、
明らかにロードレース的な走り方だったのだけど、
自分は残り6kmくらいでチェーンを落とし、一旦ストップ。
再スタートしようと跨った瞬間脚を攣って、しばし悶絶。
幸い1分はロスすることなくスタートを切ることはできたが・・・
もうここまでで20kmもヒルクライムをしてきているので、
◆キング・オブ・ヒルクライム富士山 U35クラス 5位 1時間40分23秒 235W
しばらくゴール地点で転がって悶絶して、荷物を取りにいく。
荷物の海の中に、自分の荷物を目視で発見するも、
ここまでになったのは久しぶりだ。
何とか荷物を確保して、下山用の防寒着を着た頃、
自分のタイムは去年から2分しか早くならなかったが、
おめでとうございます。
自分は年代別でなんとか5位入賞。
結果的に中盤まで一緒に走っていた選手が年代別優勝した。
中盤以降に抜かれた選手は、
この点では去年よりはタレずにフィニッシュできたと思う。
しかし、未だに2年前に比べれば5kgも重い体重が、
データを見ると、パワーも下がっているが、後半に向けてケイデンスもどんどん下がっている。
やはりタレてくると、ダンシングが増えて、踏み込みに頼るしかなくなってくるんだろうな。
帰りの下山時は、臀筋が痛い。
痛いレベルが半端ではなく、サドルに触れたら「うぉ!」
これほどまでに追い込めたと前向きに捉えるか、
去年までは経験したことがなかったので、
表彰台。
榛名山HCは5位でも副賞で梨を一箱もらえたのだが、
交通規制など、
・・・と理解しておこう。
帰りは再び八木監督の車で。
MさんとTさんと、八木監督、ナベさん、自分で、
たくさん食べたかったけれど、自分は追い込みすぎで?
みんなは特大ステーキ。
たんぱく質補給という意味でもこれが正解のような気がする。
結局帰りの運転も全て八木監督にお願いする形で、
疲れた〜とか思っていたら、ナベさんはこれから仕事で夜勤とか!
やばいな。
体力半端ないわ。
そして八木監督、本当にありがとうございました!
******************************
15時前に帰宅後は、子供たちと公園行ったり、家事をしたり。
前泊が必須ではない大会なので、
と、反省しながら次のレースにエントリー。
今日までがエントリー期限だった「日の出町サイクルミーティング」に出場してみることにした。
また頑張ろう。
キングオブマウンテン富士山
2016.09.25 Sunday
1週間遅れながら、更新。
今年初のレースにして、おそらく最後。
体重は昨年のこの時期は58kg台だったのに対して、今年は62kg台。
今年は仕方ないかなぁ・・・というやや諦めモード。
だけど、昨年はほぼ一人で参加していたレースだが、今日は八木監督、ナベさんと一緒に遠征することとなったので、それだけで楽しい旅行気分。
AM2時。
千葉からやってきて、監督宅で前泊したナベさんと、私の自宅近くで待ち合わせ。
「おはようございまーす!」
ってまだ夜かな?
レンタカーは商用のバン。
東名であっという間に裾野IC。
そこからアクセルを踏み込んで集合場所まで上って行く。
やっぱ富士山高いなぁ・・・。
夜の山道は鹿やタヌキ?など、いろんな動物が潜んでいる。
車のライトに目が光る。
集合場所の水ヶ塚駐車場は標高1500m。
着いて準備をしていると、夜が明けてきた。
すると富士山がドドーンと目の前に。
8合目くらい?に雲がかかっていて、キレイな富士山のシルエット。
着替えて、準備も整い、いざスタート!・・・・ではなく。
ここからスタート地点まで15kmも下る。
すでにレース終わった下山シーンのように、スタート地点までグループ分けして下っていく。
スタート地点は標高600m。
ここから2400mまで登る。
標高差は1800m、登坂距離は26.5km。
まさにキング!
で、7時過ぎにスタート。
30〜34歳と、35〜39歳の2クラスが同時スタートなので、ナベさんとも一緒。
スタートはクリートキャッチをミスったけど、長い距離なので、気にすることではないだろう。
スタート直後はそれなりに勾配がキツくて8〜9%くらいのところが多いので、いきなり1列。
先頭についていくかどうか迷ったけれど、自分には明らかにオーバーペース。
1時間半あるし、ちょっと様子見で、離れてみる。
先頭は2クラス合計で7名。
ゼッケンみると、それぞれのクラスが半々くらいだなぁ・・・などと思いつつ。
ただ問題なのは、昨年ならば確かに「様子見」な感じで射程圏内に捉えながら走ることができたのだけど、今年はキツくて離れた感じ。
これじゃ1時間半もとても持たない、と感じて。
後からきた同年代のクラスとローテしたりしながらペースを掴むことを心がける。
が。。。
30分で右脚の脹脛が攣りそうになる。
これはまいった。。。
だましだまし・・・というのも、平坦で休める場面があるならともかく、ヒルクライムでは厳しい。
でもこれまでの経験から、きっと治まる時が来るはず、と思ってペダリングを工夫しながら耐える。
西臼塚駐車場を過ぎて、いよいよスカイラインの九十九折りへ。
て、普通のヒルクライムならこのくらいで終わりなのに、ここから10km以上もあるなんて。。。
このあたりではほぼ周囲のメンバーも落ち着いて、「8位まで入賞なので、このメンバーで勝負に絡めれば、とりあえず入賞くらいはできるかなぁ」と考えていた。
しかし、この後、今度は左脚が痙攣。
これも数名の集団内でなんとかごまかしきる。
が、残り6km。
留めのハンガーノック。
これは急に来た。
さっきまで普通に(考える余裕があるくらいで)走れていたのに、一気に脚が動かなくなって失速。
この1週間で急激にダイエットしたのが、まずかったかなぁ。(それでも62kgだけど)
この後はもう苦行。
全く脚は動かないし、体の痛みの苦しみはあるけれど、呼吸は全く苦しくない。
標高が上がって、たまに見える絶景を見て気を紛らわすか、と思っていたら、コーナーに居た係りのおじさんに
「お〜い、景色見る余裕があるかぁ!」
と怒られる(笑)
だがそれもどんどん余裕がなくなって視野が狭くなり、200m置きの5合目までの距離の表示しか見えない状態に。
「あ〜200m進んだ・・・あ〜ようやく次の200mだ・・・」
そんなのを残り5kmくらいは繰り返した。
ほとんど寝ていたんじゃないか、ってくらいに記憶がない。
次のクラスの選手たちはもちろん、シニアのトップ選手たちにも次々抜かれる。
何分遅れただろうか。
あれ?ここがゴール?
みたいな感じで、意識朦朧でゴール。
◆キングオブヒルクライム 富士山 年代別12位 1時間43分01秒 238W
こりゃやばいね〜。
最初の1時間までで平均258W。
ハンガーノックにならなくてもそれ以前に脚攣ったりしてるので、この時点ですでに問題外だなぁ。
ベストコンディションで挑めば、十分1時間30分は切れると思うので、来年はリベンジしないとなぁと思う。
年代別で優勝してしまえば、翌年は同クラスでは出にくくなってしまうが、こういうレースは翌年のモチベーションになる。
ちょっと休んで仕切りなおしで再出発しよう。
下山はナベさんを待って、一緒に。
いつもヒルクライムの下りは思うのだけど、「いつの間にこんなに上ったのかな?」ってくらいに下りは長い。
水ヶ塚駐車場まで下ってきて、八木監督と合流。
お昼ごはん食べて、皆で楽しくドライブ帰路。
レース中は孤独だけど、前後でこれだけの仲間がいるって素晴らしいって思えた。
帰宅までの道程が、もっと遠ければいいのに、なんて思えたのは初めてかもしれない。
それにしても八木監督、出場しないのに、富士山までお越しいただいて本当にありがとうございます。
なんだか保護者のようで、わがまま言わせていただきました。
これからもよろしくお願いします!
JBCF 輪島ロードレース
2015.10.11 Sunday
朝は5時半起床。
親戚宅は志賀町にあり、会場まで車で1時間かかるが、
準備して6時半に一人で出発。
後から子供たちや、親戚も応援に来てくれるとのこと。
予定通り7時半頃に到着。
ゼッケンを受け取り、準備をして、
調子はいい。疲労は抜けていると感じる。
ギリギリ雨は降っていないが、
そして爆風。
海からの風が強くて、止まっている車が目に見えて揺れるほど。
9時半前くらいに整列に向かう。
子供たちや、伯父さんや伯母さん、
やっぱり応援団がいるのは嬉しい。
そしてちょっと恥ずかしいな・・・。
子供たちはひたすら大声でスタートまでのカウントダウンをしてくれた。
10、9、8、7、6・・・
と。
実際はスタートまで3分もあるのに、そんなのお構いなし(笑)
他の選手達も笑っていた。
(シクロワイアードより)
私はどこでしょう?
【スタート後】
スタートしてすぐに最初の上り。
9分くらいのやや長めの上りなので、早くも集団が絞られていく。
が、自分も最初から予想以上に苦しい。
先頭で余裕そうに上っている選手とかを見上げると、
頂上通過で、すでに約10名ほど。
そして要注意の下りへ。
上っている区間はほぼドライだったが、下りはウェット。
1周目で、路面コンディションも分からないので、
いやいや、カンベンしてくれ!
ヘアピンでかわして、前を追う。
下りきるまでに追いつかず、川沿いの道で単独で踏む。
なんとか2本目の上りに入る手前で集団のスピードが緩んで追いつ
2本目の上りに入って、なんとか呼吸を整えていく。
アタックかからなくて良かった(笑)
頂上過ぎてからの下りは前日の試走の想定通り、
しかし海風(横風)があまりに強いので、
自分はロープロファイルのリムでまだマシだけど、
何とか10名ほどの先頭集団で1周目を終了。
2周目。
最初の上りに入って、早々に集団からチギれる。
そりゃそうだわなぁ・・・。実力相応。
自分より少し後でチギれたエルドラードの選手が20mくらい前で
が、どうにも脚が動かず、追いつくどころか、
トンデモクラブとスクアドラの選手。
彼らの後ろについて下る。
下りはあまり速くないようだ。
下りきって、川沿いの道で3人でローテ。
「あそこ(エルドラードの選手)までは追いつきたいですね」
とトンデモの選手が話しかけてくる。
2本目の上りの入り口で、エルドラードの選手に追いついて、4名のパックになる。
上りながら、皆が色んな発言をする。
「上りはそこそこで行って、下りと平坦回していきましょう」
「ここで一人になっても仕方ないよ。協力して行きましょう」
とか。
口々に色々言うけれど、このあたりはキツネとタヌキの化かし合い。
話半分で聞いておく。
3周目(最終周回)の上りへ。
ここでは日本航空電子の選手が合流して5名のパックになっていた。
トンデモの選手がなかなかいいペースで引く。
やはり「皆で行く」感じではないペースだ。
確かに5名でのスプリントとなると、自分が不利なのは見えていたので、何とかこの集団をブレークしたいところ。
けれど、自分から仕掛ける余裕は無く、ここはペースを合わせてなんとか喰らいついて行くので精一杯。
ここでエルドラードの選手が切れて頂上付近へ。
2周目の印象から、他のメンバーは下りがあまり速くないようなので、頂上付近でちょっと無理して先頭に上がり、先頭で通過。
そしてここから、自分のペースでやや攻めつつ下る。
サガンみたいに攻めることはできないけれど、マイペースでそこそこ攻めれば、後ろは離れるだろうという目算がある。
落車は絶対回避なので、少し余裕を残しつつも、コーナーの幅を最大限利用して。
すると、下りきって川沿いに出るあたりで、後続とは10秒程度離れている模様。
ここからは待つ理由は無いので、全開。
前に見えるE2の選手2名に追いつく。
彼らもまだ踏んでいる様子だったので、「一緒に行きましょう!」と声をかけて、回して行く。
ここらは向かい風が強いので助かった。
次の上りに差し掛かった時点で、彼らを切り離して一人で進む。
まだ後続のE3選手達は、見える範囲にいる。
ここから5kmちょっと。
逃げ切れるか。
頂上で更に前のE2の選手達に追いついて、彼らにも一緒に行きましょうと声をかけるが、離れてしまったので、一人で下りを踏む。
トップチューブに乗って、身を屈めて。
下りきったあたりで、更に前のE2集団に追いついた。
ここにはE3の選手も一人。
E2の選手が積極的に前を引いてくれたおかげで、なんとか先ほどのE3集団には追いつかれずに済みそう。
ここでは逆に欲が出てきて、前のE3選手に追いついたので、あわよくばスプリントでかわしたいと考えた。
E2の選手が引っ張り、そのE3の選手(SPADE ACEの選手)が2番手。
自分が3番手で絶好のポジションで、ゴール前200mからスプリント!
いいポジションだったのだが、相手の前に出た途端、彼には踏みなおす余裕が残っており、再び前に出られてフィニッシュ。
やはりスプリントは弱いらしい。
結局8位。
当初の意気込みからするとバッドリザルトだけど、走り始めてからの印象からすると、そこそこの結果に持っていくことができたと思う。
これは2周目終了して、3周目に入るところ。
先頭はトンデモの選手。そして自分、ヨコハマ高校の選手、スクアドラの選手の順番。
【アフターレース】
皆での志賀町への帰り道。
昼食で8番らーめんへ。
8番ラーメンに入るのはたぶん20年ぶりくらい??
このラーメン屋、地元ではかなり人気のチェーンなのだけど、食べると・・・。
「う〜ん、ここにはおいしいラーメン屋が他に無いんだなぁ・・・」
としみじみ感じる。
おいしくないわけではないけれど、あえてこの店で食事をする動機付けが無い。
一方で海鮮系(寿司とか刺身とか)は、東京とは圧倒的に違う質が用意されている。
この差は地域によるものなのだろうな。
帰宅して、雨なので子供達と家の中で遊ぶ。
10LDKで、全ての部屋が広い家。トイレも廊下も玄関も。
子供達が走り回るにはパラダイスだ。
うらやましいわぁ。
そして夕飯は県内に住む別の伯父さん伯母さんを招いての大宴会。
自分もレースが終わったので、たらふく食べる。
本当にお腹が痛くなるくらい詰め込む。
こういう幸せは、今だけの特別。
夜は従兄とAM2時まで語り合う。
所詮は酔っ払いのおっさんの空論ですが。。。
ヒルクライム佐久2015 男子Bクラス優勝
2015.09.20 Sunday
朝は2時くらいからは寝られない。
出場するカテゴリーの出走者一覧を眺めたり、コースプロフィールを見ながら戦略を考えたり。
いや、同室の方のイビキはたしかに気になったけど(笑)
事前に考えていた戦略としては、以下の通り。
・全長23kmのヒルクライムで、ゴールは標高2000mオーバー。
とにかく前半無理しない(美ヶ原の教訓)
・序盤は勾配がキツくて、その後は緩くなる。
ショートコースのゴール地点(7kmちょっと)までは先頭についていき、そこから先は無理しない。
・ラスト3kmくらいで(若干下った後)10%以上の上りがあるみたいなので、仕掛けるならここ。
あまり多く考えすぎても頭がいっぱいになってしまうのでこのくらいで。
スタートまではとても寒い。
集合時間では頂上の気温は8℃とのアナウンスがあり、荷物を預けた後だったので「失敗したかな」と思う。
けれど、その後スタートの頃には頂上も14℃くらいまで上がってきたとのことで、日も差してきて、安心。
ところで逆に不安になってきたのは、今日はボトルを忘れてしまったため、水分不足になるのではないかということ。
ゴールまで1時間以上かかるのに、不安すぎるわ。
ボトルゲージは2つあるのに、ボトル無し・・・てバカか。
仕方ないので、背中にペットボトル入れてスタート。
予定通り男子B(30代クラス)の中盤くらいでスタートラインを切る。
【レース中】
最初は勾配がややキツいらしいので、後ろスタート過ぎると脚を使うし、前だともったいない。
なので中盤。
先頭が見えなくならない範囲で推移。
まだ脚を使わない。使ってはいけない。
しばらくすると自分の近くにいたオレンジのジャージの方が、仲間の方と「前に追いついておきましょうか」と二人でペースを上げて追いついていった。
・・・何? この「事務作業」みたいな余裕感。
ちなみにこのオレンジのジャージの方、先月の乗鞍の年代別優勝者だったということはレース後に知った話。
自分は少し躊躇してしまったが、自分の周りのメンバーのペースが上がらないので、少し勾配がキツくなった場面で振り切ってダンシングで前に追いつく。
ここで追いついておかない理由は無い。
すでに先頭4人。
残りの距離を考えると、ここから4人でも人数は十分少ないので、できればこのまま行きたいところ。
しかし、ここで1人のタイヤが「プシュ〜」っとパンク。
なんと乗鞍優勝のオレンジジャージのIさん。
Iさんのことは知らなかったけれど、とにかく強そうな雰囲気を感じていたので、残念。
そこからはしばらく3人で回していき、中間地点を過ぎる前で2人に。
ここから720さん(ゼッケン番号)との攻防が続く。
彼を観察しながら走る。
720さんは自分よりマッチョ。
かなりパワーがありそう。
な、反面、序盤から上り勾配がキツくなるとあまりペースが上がらなかったので、自分の勝手な推測では「中盤で脱落するかな」と思っていた。
2人でローテしながら走っていたが、残り10kmくらいまできたところで、ややペースは落ちすぎると感じた。
自分もせいぜい持ってる力の70%くらいの発揮レベル。
720さんがキツいのかな、と思ってローテの際に顔を見ると確かにキツそう。
よし、ここは、と感じて残り7kmで90%くらいまでペースを上げる。
自分のペースに持ち込んで、相手が「自然と」離れてくれるようであれば、一人になっても問題ない。
が、720さんも普通にローテしてくる。
むしろ苦しそうだった表情が普通に戻ってる!
う〜む、三味線だったか。と諦める。
ここからは慎重に走る。
相手は体格がいい、先頭に上がる時の速度差がかなりある・・・とかから考えると、スプリントしたら勝てない。
緩斜面のスピードも自分よりもあるはず。
事前の情報収集により、ラスト3km付近で10%超の急勾配があり、その後はゴールまで緩いとのこと。
だとすればここで、仕掛けるしか無いのは明らか。
ラスト3kmとはいえ、3kmは長い。
仕掛けた後、3kmも耐えられるかは怪しいところだが、ここで仕掛けなければスプリントで刺されて終わりだと思うと、自然と体が動く。
急勾配に入ったところから、ほぼ全開でいく。
なんとか20mくらい開く。
しかしそこから差が広がらない。
しまったこのまま自滅か、とも思ったが、長女の言葉が響く。
「(10位くらいの順位だと)両手で数えないといけないじゃん」
長女の残念そうな顔を思い浮かべて、残りを踏み抜くチカラをもらう。
ヘアピンコーナーで振り返ると、720さんとの差は1コーナーだけ。
すぐそこに見える。
もう残り1km。
ヨダレ垂らしながら、全開で踏み抜く。
ゴール直前、後方でギアチェンジの音が聞こえるくらい近い。
数秒差でゴール。
ネットタイムなので、どうなのか。優勝か2位か。
しかし、先頭でゴールできたので、辛うじて小さくガッツポーズ。
結果は2秒差で優勝。
◆ヒルクライム佐久 男子B(30歳代クラス) 1時間8分28秒 優勝
720さんと健闘を讃えあう。
本当にキツかった。
毛細血管が切れたのか、口から血が出る。
けれど、優勝できて良かった。
乗鞍優勝のIさんが居たら、更に違った展開だっただろうけれど、何が起こるか分からない。
ゴール後はしばらく頂上で滞在。
霧がかかると寒いが、太陽が出るとそこそこ暖かい。
【レース後】
表彰式がやや遅れて始まったので、帰宅は18時まえ。
それから地域の夜祭りへ。
このころには少し眠気も襲ってきて・・・
なんだけど、それじゃダメだよな。
しかし体はこれ以上言うことを聞かない・・・。
JBCF 三峯山HC
2015.07.26 Sunday
0時50分くらいに寝室にやってきた嫁さんと交代するように起きる。
1時半出発。
5月に軽井沢へ旅行したときの帰りに初めて首都高山手トンネルの五反田ICを利用してみたら、近所にワープしたかと思うほど便利だったので、今回も首都高を利用。
首都高〜外環〜関越道。
関越道は所沢ICで下りる。
花園まで行って「戻ってくる」手もあるかなと思ったけれど、深夜だし、郊外まで出れば一般道も混んでないでしょ、ということで。
飯能過ぎて、R299に入ると、暴走車がいっぱい。
夜のR299ってヤバイのか?
爆音車がスキール音たてながらインギリギリでコーナリングしてくる。
しかもバトル?しながら。
後ろからもずっと煽られっぱなし。
不快なので、思いっきりブレーキ踏んでやろうかと思ったけれど、そこはガマン。
ここで車でクラッシュしたら、最悪過ぎる想像が頭に浮かぶ。
そんな中、前方にライトを光らせた一台のローディーが!
いかにも走れそうな人だったので、おそらく今日のレースに自走で向かっているんだろう。
ただでさえ真っ暗なR299で、こんな暴走車が走る中、自走ですか。。。
ホント轢かれちゃうよ。
自分ならこの恐怖に耐えられないわ。
で、4時半頃に駐車場着。
この頃にようやく明るくなってくる。
いいなぁ。
秩父を過ぎたら、見渡す限り山の中。
今はヒグラシの声が響き渡っているが、あと1〜2時間でミンミン蝉の声に変わるんだろう。
などと、とてもレース前とは思えないのどかさに浸ることができた。
スタート地点まで下りていって、出走サイン。
の前に車検。
今回始めて正式に車重を計ったのだが、7.2kg。(フルのボトル1本含む)
これはボトル無しだったら、6.8kgを下回っているということか。
前回の富士はボトルレスだったので、計られたら危うかったな。。。
コース上400m区間がウォームアップ区間になっているので、しばらくウォームアップ。
なるしまのメンバーは10名ほど。
久しぶりに、市民レースの最高峰、ツールドオキナワ200kmを2度制した福田選手ともお会いすることができた。
▲福田選手とスプリントさせてもらったこの写真、自分にとっての宝物。(出所:CYCLINGTIME.com、2007年)
さて、気を取り直してレース。
目標は「出走ポイント以上のポイントをとること」
E1クラスタ、E2クラスタに続いて、7時04分にE3クラスタがスタート。
先月の富士HCもそうだが、このところ突っ込みすぎて後半失速するレースが多かったので、今日は前半は極力控えめに走ることにした。
スタートしてすぐ、40人くらいをお見送り。
後ろの集団で、後半に向けて体力を温存する。
スタートしてすぐは、そこそこ勾配がキツいが、2〜3km行くと緩やかになって先頭交代が有効な感じになってくる。
このあたりでは集団内では体感的に200Wもかかっていない状態で、どんどん前が離れてしまう。
参ったな、これは。
ゴールまで8km。
勾配がややキツくなってきたので、前を追うべく、脚がありそうなメンバーと抜け出したい。
試走してないし、これからどれだけ平坦基調のエリアがあるか分からないので、できれば協調者が欲しい。
が、少しペースを上げると集団が離れる。
仕方ないので一人旅を覚悟する。
パワー計が無いのであくまで感覚だが、FTPに近い270Wくらいをキープする。
前を走る同カテゴリーの選手を次々パスしていく。
上りがキツいとほとんど前走者に近づかないのだけど、勾配が緩くなると、パワーキープの自分はギアが3段くらい上がる。
勾配が緩い区間で追いついて、引き離す。
えっさこらえっさこら・・・追い抜いていく処理。
富士と違って、誰にも追い抜かれることはない(笑)
ゴールが近づいてくると、平坦基調が増える。
これも誤算。もうちょっと早くから追い込めばよかった。
最後のトンネルでオーベストのO選手に追いつき、更に前の選手とともに3名。
こういうヒルクライムのスプリントは得意なので、アウターに入れて備える。
が、ゴール前が右に大きく曲がる細いコーナーで、インを押さえられてしまったため、全く前に出られず。
3人集団の3位。
今日みたいなレイアウトなら、最後の右コーナーの前に全力で踏んで前に出るべきだった。
コース全体の形状、ゴール前の形状、この2つを知るだけでも、レース展開は大きく変わる。
次年度はもう少しいいレースができるだろう。
最後だけは苦しくなったが、大半はギリギリで攻めることができなかった。
富士HCで54分台だったことを考えると、レース展開としてはラクだった半面、タイムは伸びなかったと思う。
◆JBCF 三峯山ヒルクライム E3 10位 43分11秒
富士HCよりは順位はだいぶ前進した。
ここ1ヶ月はL4を積み重ねることを意識してきたが、間違ってはいない気がする。
レース後は早々に撤収。
昼過ぎには家に帰って、子供たちと公園へ。
レースを「特別なイベント」ではなく、日常の生活の中に埋め込んでいくことができれば、パパさんレーサー的には助かるんだけどな。